非抜歯を検討できる場合があります
矯正治療で歯をきれいに並べるには、歯が動くためのスペースが必要です。現在の歯列に余地がある場合や、歯を後方へ移動させたり歯と歯の間に必要なスペースを確保したりできる場合は、抜歯をせずに治療できる可能性があります。
くらたに矯正歯科では、最初から抜歯・非抜歯のどちらかに決めて治療を進めません。日本矯正歯科学会認定医が歯並びだけでなく、骨格や前歯の傾き、口元のバランスを確認し、患者さんの希望も踏まえて判断します。
大切なのは、歯を抜かないことだけを治療の目的にしないことです。非抜歯で目指せる仕上がりと、抜歯を含めて検討した場合の違いを説明したうえで、見た目と噛み合わせの両面から治療方法をご提案します。
抜歯・非抜歯は何を見て決めるのか
抜歯が必要かどうかは、歯の重なり具合だけでは決まりません。当院では、主に次の情報を組み合わせて治療方針を検討します。
- 骨格:上下の顎の位置や大きさの関係を確認します。
- 歯軸:前歯がどの方向へ、どの程度傾いているかを見極める材料です。
- 軟組織プロファイル:唇や口元を含む横顔のバランスを読み取ります。
- 患者さんの希望:歯を残したい気持ちや、治療後に重視したい見た目・噛み合わせを伺います。
CTで顎や歯の状態を確認し、iTero 5D(口腔内スキャナー)で歯列を立体的に把握。さらに、専用の分析ソフト「WinCeph」を用いた矯正診断も組み合わせ、矯正歴約28年の認定医が治療方法を見極めます。
歯を抜かずにスペースをつくる方法
非抜歯を検討できる場合、歯が並ぶスペースをどのように確保するかが重要です。当院では、診断結果に応じてインプラントアンカーやディスキング(I.P.R/A.R.S)を取り入れます。
インプラントアンカー
インプラントアンカーは、矯正用の小さなスクリューを固定源として利用し、歯を動かす方法です。奥歯を含む歯列を後方へ移動させる計画などで、歯が並ぶスペースの確保に役立ちます。
使用できる位置や必要性は、骨や歯根の状態、動かしたい方向によって異なるため、CTを含む診断結果を確認し、治療計画に必要な場合に限ってご提案します。
ディスキング(I.P.R/A.R.S)
ディスキングは、歯と歯が接する面を必要な範囲で調整し、歯列内にわずかなスペースをつくる方法です。確保したスペースを利用して、歯を並べたり前歯の位置を調整したりします。
調整する部位や範囲は、歯の形やエナメル質の状態、治療に必要なスペースを踏まえて決定。すべての患者さんに行う処置ではなく、診断に基づいて適応を判断します。
非抜歯を無理に選ばないことも大切です
歯が並ぶスペースを十分に確保できないまま非抜歯で治療を進めると、前歯が外側へ傾き、口元の突出が残ったり強くなったりする可能性があります。見た目だけでなく、目指す噛み合わせをつくりにくくなることもあるため、歯を残すことだけが治療の目的ではありません。
当院では、非抜歯で治療できる可能性を検討したうえで、抜歯を含む方法のほうが適していると判断した場合には、その理由と治療後に見込まれる違いを具体的に説明します。患者さんの希望を伺いながら、納得して選べる治療計画を一緒に考えます。
非抜歯矯正の治療期間
当院における全顎・非抜歯ケースの治療期間は、1年半~2年半が目安です。
歯並びや骨格、歯を動かす量、使用する装置によって治療期間は異なります。診断後に治療方法とあわせて個別の見通しをご説明します。
初診「個別」相談へのご案内
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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