医療法人くらたに矯正歯科

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Treatment治療について

治療を開始する時期

治療を開始する時期

矯正歯科治療は、装置をつける、きちんとした歯みがきをするなど、患者さんのご協力が必要です。そのためお子さんの場合は、6歳臼歯や永久歯の前歯が生えてくる小学校1年生頃が1つの目安です。なるべく早く治療を開始することで、成長を利用した治療ができます。また、大人の方のように永久歯が生え揃っている場合でも、健康な歯と歯ぐきを持っている方であれば何歳でも治療をお勧めします。

患者さんそれぞれに、またその方の人生のステージにより、口元や歯にさまざまな関心ともっとこうありたいという欲求をお持ちと思います。美味しく食べること、にこやかに話し、笑うこと。これらはシンプルではありますが、幸せな気分を持つのに欠かせない要素です。

お子さんはもちろん、お父さん、お母さんも、歯並びで気にされている点がございましたら、お気軽にお越しください。

期間
症状、歯の動き方にもよりますので一概には言えませんが、装置をつけている動的治療期間はだいたい2~3年くらいです(永久歯がすべて生え揃っている方の場合)。

矯正治療の流れ

矯正治療の流れ

1.初診相談
患者さんのお話をじっくりお伺いし、気にされている点についてどのような治療方法があるのかご説明いたします。
2.検査
レントゲン撮影、型採り、顔・口腔内写真撮影を行い、患者さんの噛み合わせやお顔の状態を把握するため、詳しく検査・分析いたします。
3.診断
検査結果をもとに治療方針をご提案し、患者さんと共に今後の治療方針を決定いたします。いよいよ治療開始です。
4.I期治療(永久歯が生え揃うまでの治療)
上あごや下あごのバランスを整えたり、歯並びのでこぼこの改善などを行ったりします。この動的治療は1~3か月に1回程度行います。
治療期間:2年~8年 通院回数:24回~72回
5.II期治療(永久歯が生え揃ったあとの治療)
歯の1本1本にブラケットという装置をつけ、ワイヤーを通して歯並びを改善していきます。この動的治療は1か月に1回程度行います。
治療期間:1年~3年 通院回数:18回~36回
6.保定
これまで装着していたワイヤーをすべて外し、動的治療にてよくなった歯並びを安定させるため、取り外しのできる器具を用います。この間1~6か月に1回程度の通院が必要となります。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
  1. 矯正歯科装置装着後に違和感、不快感、痛みなどが生じることがあります。一般的には数日間~1、2週間で慣れてきます。
  2. 歯の動き方には個人差があります。そのため予想された治療期間が延長する可能性があります。
  3. 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  4. 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。
    したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらにかかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  5. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
  6. ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  7. ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  8. 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  9. 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの顎関節症状が生じることがあります。
  10. 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
  11. 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
  12. 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
  13. 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  14. 動的治療が終了し装置が外れた後に、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
  15. 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。
  16. あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
  17. 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
  18. 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
インビザラインについて
  1. マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
  2. マウスピース型矯正装置(インビザライン)はアライン社からの製品であり、アライン社を介して入手しています。
  3. 国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
  4. マウスピース型矯正装置(インビザライン)はFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けています。
  5. マウスピース型矯正装置(インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
その他
矯正歯科治療は公的医療保険適応外の自費(自由)診療となりました。